2021年5月23日、エゼキエル書36:22~32「新しい心、新しい霊」
①偶像からの清め(24~25節)
神に背き続けてきたイスラエルであってもなお見捨てることができない、愛さずにはいられない神は、「わたしはあなたがたを諸国の間から導き出し、すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く」と、捕囚からの解放を約束されました。イスラエルにとっての罪の結果はバビロン捕囚でしたが、私たちにとっての「罪の報酬は死(永遠の滅び)です」(ローマ6:23)。神以外のものを頼みとする的外れ、「すべての偶像の汚れから…きよめ」るために、イエスは来臨されたのです。
②石の心の除去(26節)
神の御言葉や忠告に耳をふさぐ頑固で傲慢な「石の心」、神と人に対する愛の冷えた「石の心」がないでしょうか。神はそうした「石の心を取り除き」たいと願われますが、私たちの同意なくしては何もなさいません。私たちが同意するのを待っておられ、同意するや否や、「石の心を取り除き」、柔らかく温かい「肉の心を与え」てくださいます。
③聖霊の内住(27節)
偶像から清め、石の心を取り除いた後、聖霊がその人の内に王の王として内住し、満ちてくださいます。聖霊は、罪の性質を持って生まれた弱い私たちが「掟に従って歩み…定めを守り行うように」、「みこころを行うことを喜びと」(詩篇40:8)するように助け、「わたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる」という、より深い神との交わりへと導きます。そのような一人ひとりを通して、「廃墟であった町々を人の群れで満たす」(38節)というリバイバルが実現するのです。