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マタイによる福音書5:40~42「二マイル精神」

3月22日、マタイによる福音書5:40~42「二マイル精神」
昼はオーバー、夜は毛布として活躍する「上着」は、どんなに借金があろうとも奪われてはならないものでしたが、「下着を取ろうとする者には、上着をも与えなさい」とイエスはお命じになりました。ローマ軍は荷物運搬等のため人々を徴用することがあり(ルカ23:26)、ぎりぎりの毎日を送る人々には大きな負担でしたが、「あなたをしいて一マイル(約1500m)行かせようとするなら、その人と共に二マイル行きなさい」とお命じになりました。真に困窮して「求める者には与え、借りようとする者を断るな」とお命じになりました(Ⅰヨハネ3:17)。下着を取ろうとする者に下着を出すのは、ただの敗北ですが、下着に加えて上着までも与えるなら、それは悪に対する全き愛の勝利です。
人は少しでも得しようと考えて私利私欲に走りますが、神は与えて与えて与え尽くすお方、「悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さる」(45節)、実に気前のよいお方です。全人類を罪と滅びから救うために御子イエスを惜しみなく遣わし、十字架の死にまでお渡し下さいました(ローマ8:32)。まさに「もし、だれかが、あなたをしいて一マイル行かせようとするなら、その人と共に二マイル行きなさい」の実践です。
「他人のために何かをするとき、ぶつぶつつぶやかないで感謝の気持ちをもって仕えるという姿勢をもつと、心が自然にへりくだり、そのへりくだった心を神様はとても喜ばれます。そしてその人の心に、豊かな喜びと恵みを与えてくださるのです」(渡辺明日香)。今日から「二マイル精神」を合言葉として、教会内はもちろん、学校や職場、家庭や近隣でも、この二マイル精神を実践していきたいものです。