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詩篇71:1~24「主はわが岩、わが城」

9月15日、詩篇71:1~24「主はわが岩、わが城」
「年老いた時…力衰えた時」と言うように、詩人はすでに老年に達していたか、老年に向かう年代であったようです。「悪しき者…不義、残忍な人」に囲まれ、信仰の戦いの真っ只中にありました。そんな中、まず詩人はひたすら主に「寄り頼」んでいます。それは今に始まったことではなく、「生れるときから」主に抱かれて成長し、「若い時から」も主は「わたしの望み、わたしの頼み」であり、今日まで信頼して歩んできました。「のがれの岩…堅固な城」なる主に身を寄せている限り、誰も「わが岩、わが城」を超えて敵することなどできません(ローマ8:31)。そのようにひたすら主に寄り頼む詩人は、「永遠の腕」に支えられ(申命記33:27)、「多くの人に怪しまれるような者となりました(新改訳「多くの人にとっては奇蹟と思われました」)」。ヨセフやダビデもそうでした。
次に詩人は「わたしを見離さないでください…見捨てないでください」と祈ります。若いときから主に信頼して一度も裏切られることのなかった詩人は、肉体的・精神的に弱さを覚えることの多い老年になっても、否そうだからこそ主に信頼し続けました。シメオンやアンナもそうでした(ルカ2:25、37)。やがて主は必ず祈りに答えて下さるという確信が与えられ、その祈りは「あなたをほめたたえる」という賛美に変わっていきます。そして「わたしの口はひねもすあなたの義と、あなたの救とを語る…あなたの力をきたらんとするすべての代に宣べ伝える」、次世代に主の恵みと信仰の喜びを証詞することこそ自分に与えられた使命であると確信し、その使命に忙しくしています。二度と来ない人生の晩年、詩人のように主に寄り頼み、「多くの人にとっては奇蹟と思われました」という人生でありたいものです。