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ヨハネによる福音書10:1~6「羊の名を呼んで連れ出す」

10月30日、ヨハネによる福音書10:1~6「羊の名を呼んで連れ出す」
家の中庭の一部に石垣を築き、その上を茨で覆った「羊の囲い」の中に、羊は夜間、野獣や盗人・強盗から守るため入れられました。この囲いには門があり、そこに「門番」がいて一晩中警備していました。それゆえ盗人や強盗は「門からでなく、ほかの所からのりこえて来」ますが、これは偽牧者であるユダヤ教指導者たちを暗示しています。
それに対して羊飼は「門からはい」り、一匹ずつ「自分の羊の名をよんで連れ出」し、羊のほうも「彼の声を聞き」分けて出て来ます。羊飼はすべての羊の性質・特徴等を熟知していて、一匹一匹と親しい関係を持ち、外敵から守りながら養育します。一方の羊も、自分の羊飼の声を毎日聞いてその声を聞き覚え、その羊飼にだけ信頼して「ついて行」きます。このように真の羊飼と羊との間には親密な関係が築かれており、これは神と私たちとの間のあるべき関係でもあります。
真の羊飼なる主は、私たち一人一人をこよなく愛していて下さいます(イザヤ43:1~4)。ところが「われわれはみな羊のように迷って、おのおの自分の道に向かって行」きました(イザヤ53:6)。その結果、どれが真の神で何が真理なのか、まるでわからなくなり、神のもとに帰ろうにも帰ることさえできなくなり、もはや滅びる他ない状態にあります。この迷子の羊のような私たちに真の神を教え、本来あるべきところに連れ戻すため、真の羊飼として来臨されたのが神の御子イエスです。このイエスを信じるならば、すべての罪が赦され、「羊の囲い」(教会)の中に招き入れられるのです(Ⅰペテロ2:25)。その後も日毎に御言葉に聞き従い、「羊は彼の声を聞く。そして彼は自分の羊の名をよんで連れ出す」という主との親密な関係を保ちたいものです。