記事一覧

エペソ人への手紙4:7~10「陰府に下り」

7月3日、エペソ人への手紙4:7~10「陰府に下り」
最初の人アダムの堕罪によって全人類に死が入り込み、人が死ぬと肉体は土のちりに帰り、魂は肉体を離れて陰府へ行きました(創世記3:19)。旧約時代、神を畏れて生きてきた義人も、神を無視して生きてきた悪人も、死ねば皆陰府へ行きました。
「十字架につけられ、死にて葬られ」たイエスは、「地下の低い底にも降りてこられた」(9節)=最も低い陰府にまで下り、「とりこを捕えて引き行き」(8節)=義人だけを陰府から引き上げられました。そして陰府とは別に「パラダイス」を設け、そこに義人を置かれました。ですから十字架上の強盗の一人が悔い改めると、「あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」(ルカ23:43)と約束されたのです。このようにイエスが陰府に下られた後、死者が行く場所は、義人が行く「パラダイス」と、悪人が行く「陰府」とに分けられました(ルカ16:19~31)。そして最後の審判の時、義人も悪人も復活し、義人はパラダイスから天国に移され、悪人は陰府から地獄に投げ込まれるのです。
人は皆死を迎えますが、イエスを信じる者は陰府に下ることはなく、また孤独でもありません。「わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいる」と約束されたイエスがどこまでも一緒だからです(マタイ28:20、ヘブル13:5、詩篇23:4)。また私たちの人生には、生きながらにして陰府に下るような激しい試練に見舞われる時があります。しかし実際に陰府に下り、その苦悩を味わい尽くされたイエスが、私たちの人生を「永遠の腕」をもって下から支えていて下さるのです(申命記33:27)。