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マタイによる福音書14:22~33「イエスはすぐに手を伸ばし」

2021年3月14日、マタイによる福音書14:22~33「イエスはすぐに手を伸ばし」
弟子たちは逆風のため舟をこぎあぐね、半日経っても向こう岸に到着できずにいました。精も根も尽き果てた夜明け、山で祈っておられたイエスが海上を歩いて近づき、「しっかりするのだ、わたしである。恐れることはない」と語りかけられました。イエスは「天においても地においても、いっさいの権威を授けられた」(28:18)全宇宙の支配者で、事実「ふたりが舟に乗り込むと、風はやんでしまった」。私たちにも試練や困難という人生の逆風が吹き荒れることがありますが、どんなに激しい逆風に見舞われようとも、イエスは私たちの味方であり、同様に語りかけ祈っておられることを信じましょう。
イエスの言葉に力を得たペテロは、「水の上を歩いてイエスのところに行」こうとしました。イエスに目を留めているうちは歩けましたが、「風を見て恐ろしくなり…おぼれかけ」ました。イエスから目を離して試練や困難に目を留めるなら、信仰が動揺して世の波風に飲み込まれてしまうということです(ヘブル12:2)。とは言え、些細なことで恐れ惑い、不信仰に陥り、「風を見て恐ろしくなり…おぼれかけ」ることもあるでしょう。そんなときこそペテロのように「主よ、お助けください」と即座に祈りましょう。すると「イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえ」られました。ペテロはこの後もいろいろな失敗をしますが、イエスに手をつかまれて助けられた感触は、ペテロの人生を変わらず支える宝であったことでしょう。これまで自分を支えてきた何ものも頼りにならない、打つ手がないようなときに、「お助けください」と叫んで信頼できるお方を持っている人は幸いです。