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創世記12:1~4「あなたは祝福となりなさい」

2021年2月7日、創世記12:1~4「あなたは祝福となりなさい」
主はアブラ(ハ)ムに「国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい」と命じられました。文化の中心地から未知の土地に75歳で移住するのには恐れや不安があったでしょうが、「信仰によって、アブラハムは…それに従い、行く先を知らないで出て行った」(ヘブル11:8)。ヘブル語で「聞く」という語と「従う」という語は同じです。ただ単に聞くだけで従わなければ真に聞いたことにはならない、聞いて従って初めて真に聞いたことになるということです。
主は痩せ馬に鞭打つようにして盲従させる非情なお方ではありません。命令には必ず約束が伴います。「(妻)サライはうまずめで、子がなかった」(11:30)のに、やがて子が生まれ、「大いなる国民」になるという約束です。「あなたは祝福の基となる…地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」、アブラムから始まるイスラエル民族によって、全世界に祝福が及ぶようになるという約束です。これは究極的にはアブラムの家系から降誕された御子イエスによって成就しました。さらにイエスを信じる私たちも「アブラハムの子」(ガラテヤ3:7)、「祝福の基」とされていますので、その私たちの存在によって家庭も学校も職場も地域も神の祝福が及ぶところとなっているのです。
アブラムは主に信頼して「はじめの一歩」を踏み出しました。その結果、豊かに祝福され、「幸せな晩年を過ごし、年老いて満ち足り、息絶えて死んだ」(25:8、新改訳2017)。様々な試練や戦いがありましたが、主のご真実を体験し続ける生涯でした。「あなたは祝福となりなさい」と言われる主に信頼して従うこと、これこそが祝福の鍵なのです。