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マルコによる福音書7:14~23「心を癒す主イエス①」

2020年9月27日、マルコによる福音書7:14~23「心を癒す主イエス①」
「人の心の中」に「悪い思い」があるので、「不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、邪悪(いずれも複数形で、悪い行為を表す)」が出てきます。「姦淫」は結婚関係がある中での性的不道徳、「不品行」は結婚関係の有無に関係なくすべての性的不道徳のことです。律法学者たちは、「姦淫してはならない」(出エジプト記20:14)との律法を、実際の姦淫行為のみの問題に限定しましたが、イエスは「だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである」と言われました(マタイ5:27~32)。万引や不正乗車だけが「盗み」ではありません。悪意に満ちた噂話や陰口等で他人の評判を落とすなら、人の信用を盗む罪であり、地位や権力を利用して他人を支配するなら、人の自由・権利を盗む罪です。律法学者たちは、「殺す者は裁判を受けねばならない」という規定を付加することで、「殺してはならない」(出エジプト記20:13)との律法を、実際の殺人行為のみの問題に限定しましたが、イエスは「兄弟に対して怒る…兄弟にむかって愚か者と言う…ばか者と言う」のも殺人と本質的に同じだ、と言われました(マタイ5:21~26)。神以外の何かで心の渇きを満たそうとするから、「もっと、もっと」という「貪欲」に陥るのです。「邪悪」とは、「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい」(ローマ12:15)とは正反対の意地悪な心のことです。
「悪い思い」があるのを認めない限り、「口さきではわたし(神)を敬うが、その心はわたし(神)から遠く離れ」たままです。しかしサマリヤの女性(ヨハネ4:1~42)やザアカイ(ルカ19:1~10)他は、「悪い思い」があることを正直に認めてイエスを信じたので、その人生が一変しました。