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出エジプト記2:1~10「もう隠しきれなくなったので」

2020年8月9日、出エジプト記2:1~10「もう隠しきれなくなったので」
寄留地エジプトで増え広がるイスラエル民族に脅威を感じたパロ王は、生まれてきた男児は皆ナイル川に投げ込め、と命じました(第1章)。そうした中で男児が誕生しますが、「信仰によって…両親は、三か月のあいだ彼を隠し」ました(ヘブル11:23)。「しかし、もう隠しきれなくなったので…子を…ナイル川の岸の葦の中においた」のです。ちょうどその「ときにパロの娘が」水浴びに来てかごを見つけ、ふたを開けた途端、男児が泣き出しました。王女が同情したのを見知るや否や、男児の姉は駆け寄り、「乳を飲ませるうば」を紹介し、両親は王の目も周囲の目も恐れることなく堂々と男児を養育できるようになりました。この男児こそ、後の出エジプトの指導者「モーセ」です。
「私たちの人生にも何もできなくなる、いわゆる限界状況というものに直面して、できることはかごを葦の茂みに置くことだけ、ということがあります」(堀肇師)。ときに神が沈黙しておられるように見えることがあるかもしれませんが、全宇宙を統治しておられる神は、最高の知恵に基づいて万事の中に働いておられます。「あなたの重荷を主にゆだねよ(投げかける、置く、の意)。主があなたを支えてくださる。主は決して正しい者が揺るがされるようにはなさらない」(詩篇55:22)。「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい(投げかける、の意)」(Ⅰペテロ5:7)。モーセの両親のように、神に信頼し、今抱えている問題を「葦の中にお」く、委ねるのです。神は、私たちが投げかける心配事を受け止め、顧み、全責任をもって面倒を見てくださるお方なのです。