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詩篇23:3「主は私の羊飼い、義の道に導かれる」

2020年6月7日、詩篇23:3「主は私の羊飼い、義の道に導かれる」
羊飼いは羊たちを「緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴」いますが、ふとしたはずみで迷い出やすい羊を、羊飼いは「いきかえらせ…正しい道に導」きます。羊と同じように自分勝手な道を歩みやすい私たちをも、主は「正しい道(新改訳2017「義の道」)に導かれる」お方です。
「わたしの歩みはあなたの道に堅く立ち、わたしの足はすべることがなかったのです」(17:5)。主の道は、「すべることがなかった」確かな道です。「あなたの道にはあぶらがしたたる」(65:11)。主の道には、祝福の「あぶら」がしたたり落ちています。このように祝福に満ちあふれる「正しい道」ですが、いつも平坦な道ばかりではありません。「死の陰の谷」のような道もあれば、「敵の前」のような道もあります。それは、自分の考えや計画にとって好都合の道ではなく、あくまでも主の「み名のために(新改訳2017「御名のゆえに」)…正しい道」だからです。
ヤコブの生涯がまさにそうでした。兄弟たちに憎まれ、エジプトに奴隷として売られたヨセフは、主人ポテパルに信頼されたかと思うと、ポテパルの妻の誘惑を拒んで牢獄に入れられました。今度は獄屋番に信頼され、パロの高官たちの夢を解き明かし、今度こそ出獄できると思いきや、高官に忘れられました。しかしそれにより今度はパロ王の夢を解き明かすことになり、エジプトの総理大臣にまで引き上げられたのです(創世記 第37~50章)。神の民イスラエルを救うため、神にとっては「み名のために…正しい道」だったのです。自分の思い通りに生きる人生ではなく、私のことを一番よくご存じの主の「み名のために…正しい道に導かれる」人生こそ真に幸いなのです。