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詩篇23:2「主は私の羊飼い、牧場と汀に憩う」

2020年5月17日、詩篇23:2「主は私の羊飼い、牧場と汀に憩う」
羊飼いは羊たちを「緑の牧場」や「いこいのみぎわ」に導いて養い育てます。「牧場」という語には、神の住まい、喜びの場所、という意味もあります(詩篇83:13「神の住まいを我らのものにしよう」新共同訳)。神に造られ、神に生かされている私たち人間にとって、神が共におられる場所こそ「緑の牧場」、喜びの場所だ、ということを示しています。
主は「緑の牧場に伏させ」られます。「人はパンだけでは生きず…主の口から出るすべてのことばによって生きる」(申命記8:3)。神のかたちに造られた私たち人間は、パンだけでは真に人間らしく生きることができません。霊的いのちを養う神のパン、主の御言葉がどうしても必要です。「わたしが命のパンである。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決してかわくことがない」(ヨハネ6:35)。主は「いこいのみぎわに伴われ」ます。主を信じる者に与えられる聖霊は、渇いた魂を潤し、喜びと希望に満たしてくださいます。
サマリヤの女性は、罪を認めてイエスを信じたとき、心の空洞が埋められ、「その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがる」ようになりました(ヨハネ第4章)。喜びの泉(ローマ14:17)、希望の泉(ローマ15:13)、愛の泉(ローマ5:5)が絶えず湧き出るようになりました。
本篇は、私たち人間が果たすべき責任については全く言及せず、最初から最後まで一方的な主の恵みで貫かれています。私たちがなすべきことは、ただ主を信じ、主に信頼して歩むことだけです。毎週の礼拝こそ、最大最高の「緑の牧場…いこいのみぎわ」です。御言葉と御霊の中に伏し憩い、健全に成長する羊とされたいものです。