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マルコによる福音書5:21~34「信仰のタッチ」

2020年2月23日、マルコによる福音書5:21~34「信仰のタッチ」
①長血の女の苦痛(25~26節)
「十二年間も長血をわずらっている女が…多くの医者にかかって、さんざん苦しめられ、その持ち物をみな費やしてしまったが、なんのかいもないばかりか、かえってますます悪くなる一方で」、しかも律法によって「汚れた者」とみなされ、社会からも阻害されていました(レビ記15:25~30)。肉体的・経済的・社会的に苦しみ続けた女性でした。
②長血の女の信仰(27~34節)
イエスの評判(3:10)を聞いた彼女は、「せめて、み衣にでもさわれば、なおしていただけるだろうと、思っていた(直訳「言い続けていた」)」、毎日毎日自分に言い聞かせていました。遂に念願のチャンスが到来すると、勇気を振り絞って「群衆の中にまぎれ込み、うしろから、み衣にさわ」りました。すると彼女は即刻癒され、「イエスは…自分の内から力が出て行ったことに気づかれ」ました。そして「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです」と癒しと赦しの宣言をされました。
群衆は「四方八方から押し迫って…取り巻いて」(詳訳)いる状態で、イエスに触ったのは彼女だけではなかったでしょうが、イエスの「内から力が出て行」くような触り方をしたのは彼女だけでした。群衆の場合は単なる物理的タッチに過ぎなかったのに対して(6:5~6)、彼女の場合は明確な願いに基づく信仰のタッチであったからです(詩篇50:15)。イエスの周りをウロウロするだけでは何の変革も起こりません。明確な願いをもってイエスに近づき、イエスが「さわられた」と感じるような信仰のタッチをしましょう。これこそ信仰者必携の武器です。