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ルツ記1:1~22「なぜなら全能者が私を」

2020年1月12日、ルツ記1:1~22「なぜなら全能者が私を」
飢饉のため、ナオミは夫と二人の息子と共にベツレヘムからモアブに移住しました。しばらくして夫は死に、息子たちはモアブの女性オルパとルツと結婚しますが、やがて息子たちも死にました。飢饉の終わりを耳にして帰郷するナオミは、嫁たちをモアブに留まらせようとしますが、ルツだけは聞き入れませんでした。モアブの偶像に囲まれ育ったルツですが、ナオミ一家が信じている真の神信仰へと導かれていたからです。もしナオミが度重なる試練の中で神を呪い、不平不満でいっぱいの毎日を送っていたなら、ルツがナオミと行動を共にしたかどうかはなはだ疑問です。ナオミの日々の信仰生活は、異邦の嫁ルツに「あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です」と証しされるほど麗しいものだったのでしょう。「あなたの神はわたしの神です」と証しされていますか、それとも「神の御名は、あなたがたのゆえに…汚されている」(ローマ2:24)でしょうか。
「全能者がわたしをひどく苦しめられた」とナオミは言いましたが、これは神を恨んだ言葉などではなく、神の主権を認めた言葉です。全能者の前に「アブラムは、ひれ伏した」(創世記17:3)結果、「アブラム」から「アブラハム」に改名され、約束の子イサクが与えられました。「ナオミ(楽しみ)と呼ばずに、マラ(苦しみ)と呼んでください」と言うナオミは、それでもなお神の主権を認め、神の愛を信じたのです。そのナオミの家系からダビデが生まれ、さらに御子イエスが降誕するという驚くべき祝福にあずかることになります。試練や苦難の中でこそ、「全能者がわたしを」という視点を忘れないようにしましょう。