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マルコによる福音書4:30~34「大きく成長する神の国」

2019年11月17日、マルコによる福音書4:30~34「大きく成長する神の国」
26~32節の二つの譬え話には、小さな始まりが大きな結果になるという共通点があり、26~29節は神の国は「おのずから」成長する点を強調し、30~32節は「からし種のように」成長する点を強調しています。「からし種」は「地上のどんな種よりも小さい」と当時考えられていましたが(100粒で約1㌘)、「成長してどんな野菜よりも大きくなり、大きな枝を張り、その陰に空の鳥が宿るほど」(3~4㍍)にもなります。小さく始まった神の国が次第に成長・発展し、世界のどの国よりも大きくなり、今や全世界がその中に宿るほど拡大・成長しています。
イエスの弟子たちは当時、世の人々の目にはからし種のような存在だったでしょう(ヨハネ1:46)。私たちも同様です(Ⅰコリント1:26~28)。小さいということは劣等感の原因にもなりますが、神は小さいものや「無きに等しい者を、あえて選ばれ」(Ⅰコリント1:26~28)、その小さいものを用いて神の栄光を現そうとされるお方です。御子イエスが降誕されたのは、大きな都エルサレムではなく、小さな町ベツレヘムでした(マタイ2:6)。イエスは五つのパンと二匹の魚だけで五千人以上の空腹を満たされました(マタイ14:15~21)。小さな少年ダビデは巨人ゴリアテをたった一発の小石で打ち倒しました(サムエル記上 第17章)。
「もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山にむかって『ここからあそこに移れ』と言えば、移るであろう」(マタイ17:20、ピリピ4:13)。小さな始まりに気落ちしてはなりません。やがて大きな結果になる、これが聖書の約束です。私個人としても教会としても、この神の国の爆発的な生命力を信じて待ち望み、体験させていただきましょう。