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ハガイ書2:20~23「あなたを印章のようにする」

2018年6月10日、ハガイ書2:20~23「あなたを印章のようにする」
ハガイによる第四の預言は、総督ゼルバベルを「立て…印章のようにする」というものです。ゼルバベルの祖父エコニヤ(エホヤキン)は、神に捨てられた悪王でしたが(エレミヤ書22:24)、その孫ゼルバベルは「わがしもべ」、神に喜んで従う者でした。「印章」とは王の印鑑のことで、盗難や紛失等から守るため指輪にして王の指にはめられており、重要文書にはこの印が押されました。ここに記されていることは間違いなく実行することを保証する印であり、絶対的権威を持っていました。ゼルバベルは神の御手に握られた尊い印章であり、ゼルバベルが神の全権大使として御心を遂行していくということです。
ゼルバベルは確かに「ユダの総督」ではありましたが、強大なペルシャ王に比べると無に等しい存在です。そんなゼルバベルを「印章のようにする」とは、目に見えない偉大な神の権威を地上に現わし、神のご計画を担う存在とするということです。バビロン捕囚となり、神の約束も水泡に帰したかのように見えましたが、ゼルバベルによってダビデ王家は回復され、やがてこの家系から救い主が降誕され、十字架と復活による救いが完成されました。まさに預言の成就です。
私たちは神に敵対する罪人でしたが、イエスを信じる信仰によって神と和解し、「キリストの使者(全権大使、の意)」とされました(Ⅱコリント5:18~20)。全権大使には絶対の権威があります。それは私たち自身の権威ではなく、私たちの背後におられる神の権威です。私たちには神がついておられるのです。この神に信頼して働くとき、神は私たちを通して俄然働かれます(マルコ16:20)。それゆえ「堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい」(Ⅰコリント15:58)。